『おもと展』開催中

「万年青」と書いて「おもと」と呼びます。
現在、当センター展示室で『おもと展』を開催中です。







縁起の良い植物で、引っ越しの時やお祝いごとの時に贈り物として重宝されています。
江戸時代に栽培が広がり、一大ブームが起こり、高値取引がされました。
そして、明治時代に入って富裕階層などでブームが起こって、
またまた高額な価格をつけられたこともあります。
今も根強いファンがいらっしゃる古典園芸植物です。
葉の形の変化、斑の入り方などで様々な品種が創り出されています。
実も美しいのですが、もっぱら葉を観賞する植物です。



神戸万年青会の皆さんが丹精込めて栽培された様々な品種の万年青をぜひご覧ください。
一家に一鉢、皆さんの運気があがりますように。





























■ 展示期間：11月30日（木）〜12月3日(日)　9：00〜17：00
■ 主　　催：神戸万年青会
■ 場　　所：花と緑のまち推進センター展示室
■ 入場無料

『おもとの楽しみ方』講習会
展示に合わせて講習会を開催しますので、皆さまのご参加をお待ちしています。
■ 開 催 日：12月3日（日）　13：00〜14：00
■ 費 　用：無料
■ 募集人数：20名
■ 締め切り:定員になり次第
■ 講　　師：神戸万年青会
■ 場　　所：花と緑のまち推進センター
■ お申し込み：花と緑のまち推進センター　TEL [phone]

富貴の花・冬ぼたん展

新年明けましておめでとうございます。
昨年に比べて暖かい日が続いています。特に今日は春のような暖かさで、植物が春と間違えて咲きそうな陽気となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本年も展示会、講習会、園芸相談をはじめ、より楽しい役立つ花と緑の情報を発信させていただきますので、お気軽にお立ち寄りください
展示室では、明日５日から“富貴の花・冬ぼたん展”が開催されます。
サザンカなどこの時期の花木と併せて、色とりどりのボタンの花をお楽しみいただけます。
牡丹は、本来春ゴールデンウィーク頃に咲く花ですが、特殊な技術で開花調整を行い、この冬に開花させたものです。
赤と白が混じり合った「島錦」、たおやかなピンク色の花が美しい「八千代椿」等、色とりどりの花が咲き誇っています。

初春の和の風情をぜひお楽しみいただけたらと思います。
“冬ぼたん展”は1月17日（日）までです。なお、今年はすでに開花しているうえに、温室内は温かいので、散るのも早いかもしれませんので、できるだけ早いめにお越しください。

おもと（万年青） 伝統的な葉芸の世界をどうぞ

センター展示室では、本日１日（水）から “おもと展”が開催されています。
“神戸万年青会”の皆さんによる様々なおもと（万年青）のディスプレイです。
日本古典園芸植物の一つおもとは何と言ってもその上品で優美な葉芸が魅力です。
大葉系、薄葉系、羅沙地系などの様々な品種があります。また、葉の形も葉が内側に大きく巻き込む獅子葉系、斑入り葉等、変わった葉の形をしたおもとが・・・
中には、赤い実を付けたもあり、葉の緑とのコントラストが鮮やかです。
鼎型のおもと鉢も、黒色から、色鮮やかな絵付けの鉢もあり葉の緑との対比が魅力的です。
神戸にちなんだ菊水の紋入りの鉢もあります。伝統的な葉芸の世界をどうぞご鑑賞ください。

おもと展”は1２月６日（日）までです。12月6日の13：00からは｢おもとの楽しみ方｣の講習会もあります。参加料は無料です。まだ申込は受け付けていますので、参加希望の方は花まちまでご連絡下さい。

迎春！ 雅な牡丹の花をどうぞ 〜 富貴の花・冬ぼたん展 〜

新年明けましておめでとうございます。
新年早々大雪に見舞われて、寒さ厳しい年明けとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
本年も展示会、講習会、園芸相談をはじめ、より楽しい役立つ花と緑の情報を発信させていただきますので、お気軽にお立ち寄りください
展示室では、本日6日から“富貴の花・冬ぼたん展”が開催されています。
サザンカなどこの時期の花木と併せて、色とりどりのボタンの花をお楽しみいただけます。

牡丹は、本来春ゴールデンウィーク頃に咲く花ですが、特殊な技術で開花調整を行い、この冬に開花させたものです。
これから牡丹の数も増えていきます。
初春の和の風情をぜひお楽しみいただけたらと思います。
“冬ぼたん展”は1月1８日（日）までです。
寒い季節ですが、どうぞお立ち寄りください。

香りの植物展…

本日2４日（火）からセンター展示室で“香りの植物展”を開催しています。
花の芳香は受粉するための虫を呼ぶためですが、葉が香るのはどういう意味があるのでしょうね。最も葉っぱに芳香があるため、昔から桜餅や柏餅、粽等食材を葉っぱで包んで、香り付けや、殺菌に利用してきたので、ありがたいことなのですが
展示している植物を紹介しましょう。

ラベンダー、ローズマリー等香る植物としてメジャーな植物から、カレーの香りがするカレープランツ等も展示しています。
“香りの植物展”は7月6日（日）までです。
散歩の途中にでもどうぞお立ち寄りください。

種子から育てるウチョウランとシダ展

6月10日（火）からセンター展示室で“種子から育てるウチョウランとシダ展”が始まりました。
神戸実生増殖研究会の皆さんによるディスプレイ。
数々のウチョウラン（ラン科）が、慎ましやかに咲く世界をどうぞご鑑賞ください。

“種子から育てるウチョウランとシダ展”は15日（日）までです。
6月15日（日）13：30〜15：00には、「ウチョウランの栽培」講習会もあります。参加費は無料ですので、管理センターへ電話申し込みの上でご参加ください。

〜 種子から育てる野生ランとテンナンショウ属展 〜

昨日の大雨が嘘のように良い天気になりました。昨日がこんな天気だったらとは思うのですが、雨の中花のフェスタ神戸2014に来場された皆様、また、出展いただいた皆様、ありがとうございました。

さて、今日４月29日（火）からセンター展示室で“種子から育てる野生ランとテンナンショウ属展”が始まっています。
神戸実生増殖研究会の皆様が種から育てた鉢が飾られています。
イワチドリ（岩千鳥）やエビネ（海老根）などの野生ランやウラシマソウ（浦島草）などのサトイモ科テンナンショウ属など…

慎ましやかに咲く和の植物の世界をどうぞご鑑賞ください。
開催は5月4日（日祝）までです。
苗の即売も行われています。
このゴールデンウィーク皆様お気軽にお立ち寄りください。

新緑盆栽展

昨日4月22日（火）からセンター展示室で新緑盆栽展が始まりました。
西神盆栽会の皆さんによるディスプレイです。

盆栽と言えば、黒松を思い浮かべるのですが、

黒松以外にも
姫ウツギの白いかわいらしい花や、紅葉や梅の新緑が色鮮やかです。

和の小世界をどうぞご鑑賞ください。
新緑盆栽展は27日（日）までです。
山の新緑が美しい季節です。
花と緑のまち推進センターは再山へのハイキングコースである太子道の入り口にあたります。新緑のハイキングへ向かう途中にお気軽にお立ち寄りください。

早春の可愛らしい植物の世界を 〜 センター催し；種子から育てる早春の山野草展 〜

今日のお昼間は比較的暖かい陽気ですが、朝晩はまだまだ冷え込みそうです。

センター展示室では昨日3月11日（火）から“種子から育てる早春の山野草展”が開催されています。



神戸実生増殖研究会の皆さんによるキンポウゲ科のオオミスミソウ（大三角草、別名：雪割草）を中心に早春の山野草のディスプレイです。



紫、桃、白…



一重、八重…

オオミスミソウの花って、可愛らしくて本当に色々あるんですね。

同じキンポウゲ科の植物で褐白色のユキワリイチゲ（雪割一華）



黄色が一際目立つフクジュソウ（福寿草）



ユリ科のコバイモ（小貝母）　などなど…



慎ましやかに咲く早春の和の植物の世界をどうぞご鑑賞ください。

“種子から育てる早春の山野草展”は16日（日）までです。



三寒四温これから少しずつ暖かくなっていきますね

皆様お気軽にお立ち寄りください。

（花爽人）

寒さ厳しい中ですが… 〜 富貴の花・冬ぼたん展 ほか 〜

今日は成人の日、朝のうち北区ではちらほら雪も見られました。

これから冬本番を迎えそうですが…

センター前庭には…



パンジーやビオラ（スミレ科）、ガーデンシクラメン（サクラソウ科）



テルスター（ナデシコ科）、ノ―スポール（キク科）などを中心とした冬花壇が…



展示室では、“富貴の花・冬ぼたん展”が開催されています。



牡丹は本来春ゴールデンウィーク頃に咲く花ですが、特殊な技術で開花調整を行い、この時期に開花させたものです。



色とりどりのボタン（牡丹、別名：富貴花、ボタン科）の花をお楽しみいただけます。



初春の和の風情をぜひお楽しみいただけたらと思います。

牡丹の数も増えて、華やかさが増しました。

サザンカ（山茶花、ツバキ科）、ツバキ（椿）などのこの時期の花木や

　　

ノボタン（野牡丹）の紫紺の花とのコントラストも綺麗ですね。



ノボタンは、名前は似ててもノボタン科という秋〜冬に開花する異なる種類の植物です。

“冬ぼたん展”は1月19日（日）までです。

寒い季節ですが、どうぞお立ち寄りください。

（花爽人）

迎春！ 雅な牡丹の花をどうぞ 〜 富貴の花・冬ぼたん展 〜

新年明けましておめでとうございます。


昨年一年当センターをご利用いただきありがとうございました。

本年も展示会、講習会、園芸相談をはじめ、より楽しい役立つ花と緑の情報を発信させていただきますとともに、子供さんからご年配の方々までご家族で楽しく過ごしてもらえる春と秋の“花と緑のフェスタ”や秋の風物詩“神戸菊花展覧会”の開催など、皆様の花と緑の取り組みや活動の一助となりますようセンター職員一同頑張っていきたいと考えています。

どうぞお気軽にご利用いただきますよう、またご支援ご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。



明日7日から展示室で“富貴の花・冬ぼたん展”が開催されます。



サザンカ（山茶花、ツバキ科）やツバキ（椿）、オタフクナンテン（お多福南天、メギ科）などこの時期の花木と併せて、色とりどりのボタン（牡丹、別名：富貴花、ボタン科）の花をお楽しみいただけます。

　　

白色の“連鶴”や黄色の“黄冠”

　　

桃色の“八千代椿”



赤色の“太陽”や“島錦”

　　

紫色の“島大臣”など



牡丹は、本来春ゴールデンウィーク頃に咲く花ですが、特殊な技術で開花調整を行い、この冬に開花させたものです。

これから牡丹の数も増えていきます。初春の和の風情をぜひお楽しみいただけたらと思います。



“冬ぼたん展”は1月19日（日）までです。

寒い季節ですが、どうぞお立ち寄りください。

そうそうセンターの南側にある市立相楽園でも今冬イベント“冬牡丹と無事すぎの路”が開催されています。

可愛らしい“藁ぼっち”の飾りにくるまれた牡丹の花をご覧ください。

（花爽人）

花と緑のX’mas 〜センター催し；クリスマス展 〜

今日12月3日（火）からセンター展示室で“クリスマス展”が開催されています。



様々な色と形のポインセチア（トウダイグサ科）やシクラメン（サクラソウ科）をはじめ、季節の花々を中心に、



グリーン、ブルー、シルバー、イエローなど　葉の様々な色合いや形が美しいコニファー類や可愛らしい実の植物を使ってX’mas　をディスプレイします。



花物は…

エリカやカル―ナ（ツツジ科）、クリスマスローズ（キンポウゲ科）、プリムラ（サクラソウ科）、ビオラ（スミレ科）などなど

ゴ―テリア（ヒメコウジ、チェッカーベリー、ツツジ科）の可愛らしい実



各テーブルには…



木の実を使ったクリスマスの作品やサンタさんなどなど



森？の中のビーナスや



可愛らしいエンジェルが聖夜の雰囲気を醸し出します。

　　　　

“クリスマス展”は22日（日）までです。

皆さんどうぞお立ち寄りください。

そうそう8日（日）にはセンターでクリスマスの寄せ植え講習会が開催されます。

まだ空きがあります。ご参加いかがですか？

（花爽人）

おもと（万年青） 伝統的な葉芸の世界をどうぞ 〜 センター催し；おもと展 〜

センター展示室では、昨日26日（火）から “おもと展”が開催されています。



“神戸万年青会”の皆さんによる様々なおもと（万年青）77鉢のディスプレイです。

日本古典園芸植物の一つおもとは何と言ってもその上品で優美な葉芸が魅力です。



大葉系、薄葉系、羅沙地系などの様々な品種が…

　　

そして鼎形のおもと鉢（錦鉢）も魅力です。

葉が内側に大きく巻き込む獅子葉系

　　

神戸万年青会オリジナルの菊水柄のおもと鉢も



“おもと展”は12月1日（日）までです。



伝統的な葉芸の世界をどうぞご鑑賞ください。

（花爽人）

自然の恵み！木の実のアート作品をどうぞ 〜センター催し；木の実シンフォニー展 〜

昨日11月19日（火）からセンター展示室で“木の実シンフォニー展”が開催されています。



“シ―ダ―ローズの会”の皆さんによるクリスマスリースなど木の実のアート作品の数々です。

クリスマスリース



ナチュラルなものから着色したものや造花も加えて



大きさも様々ですね。

アカマツ・カラマツ・コウヨウザン・メタセコイア・ラクウショウなどのマツやスギの仲間をはじめ、ウバメガシ・シイなどのドングリ類、ツバキ類、フウ、ヤシャブシetc.…



自然の恵み　様々な木の実を使っての作品です。

テーブルには…

クリスマスツリーやクリスマスをイメージした可愛らしい作品も



そのあとは迎春　可愛らしい和風の作品も



“木の実シンフォニー展”は11月24日（日）までです。



皆様、どうぞお越しください。

（花爽人）

“押し花作品”で秋の彩りを 〜センター催し；はなはな押し花展 〜

先日11月12日（火）からセンター展示室で“はなはな押し花展”が開催されています。



“柳川おし花HANKAフラワー教室”の皆さんによる額入りの押し花作品のディスプレイです。



一部ご紹介しましょう。

つる植物を使ったリース的な作品です。



押し花だけでなく、サトイモの皮で民家の屋根を葺いた田園風景の作品です。



ホワイトクリスマス！



キーホルダーや押し花シートなど小物の即売もありますよ。



17日（日）の講習会“ミニ額入りのクリスマスリースづくり”もまだ少し空きがあります。



ご参加いかがですか？

“はなはな押し花展”は11月17日（日）までです。

皆様、お花や紅葉を主体としたやさしい色合いで秋の彩りをお楽しみください。

（花爽人）

芸術の秋 押し花アート作品をどうぞ 〜センター催し；押し花アートとハーブクラフト展 〜

昨日11月6日（水）からセンター展示室で“押し花アートとハーブクラフト展”が開催されています。



“やよいフラワーリングスクール”の皆さんによる額入りの押し花アート作品のディスプレイです。



色とりどりの草花で描いた繊密な風景画や



美しいデザイン画をお楽しみください。



作品制作のポイントは…

『草花が好きなことが一番大切、根気は後からついてくるのよ。』とのことです。

押し花のしおり、はがきなど小物の即売も…



9日（土）の講習会“ハンドクリームづくり”と“押し花カレンダーづくり”もご参加いかがですか？

“押し花アートとハーブクラフト展”は11月10日（日）までです。



秋風に誘われて、芸術の秋をお楽しみになりませんか？

（花爽人）

木の実や紅葉 小さな秋の和の世界をどうぞ 〜センター催し；秋季盆栽展 〜

今日10月29日（火）からセンター展示室で“秋季盆栽展”が開催されています。



“西神盆栽会”の皆さんによる約60鉢の盆栽による16畳のディスプレイです。

木の実や紅葉を主体とした秋の彩り



コマユミ（小檀、小真弓、ニシキギ科）の紅葉



黒松やシンパク（真柏、ヒノキ科）などの常緑樹とのコントラストも



マユミ（檀、真弓、ニシキギ科）



ロウヤガキ（老爺柿、カキノキ科）



ルリヒョウタン（瑠璃瓢箪、ウリ科）



ウメモドキ（梅擬、モチノキ科）



セイヨウカマツカ（西洋鎌柄、バラ科）



などなど…

盆栽展は来月3日（日祝）までです。

秋の和の世界をどうぞご鑑賞ください。



即売会も行っております。

皆様お気軽にお立ち寄りください。

（花爽人）

秋 慎ましやかな植物の世界をどうぞ 〜 センター催し；秋の山野草展 〜

台風26号が去った後、一度に気温が下がりすっかり秋らしい気候になりました。

センター展示室では、先日16日（水）から “秋の山野草展”が開催されています。



神戸山草会の皆さんによる鉢植えによるディスプレイです。

ダイモンジソウ（大文字草、ユキノシタ科）

　　

ホトトギス（杜鵑草、別名：油点草、ユリ科）



秋の七草の一つフジバカマ（藤袴、キク科）



ミセバヤ（ベンケイソウ科）



ノコンギク（野紺菊、キク科）など…



ルリスズカケ（瑠璃鈴懸、ゴマノハグサ科）



実物の植物が秋の風情をさらに醸し出します。

　　　　　　

山草会の皆さんもご案内で大忙しです。

“秋の山野草展”は20日（日）までです。



慎ましやかに咲く可憐な植物の世界をどうぞご鑑賞ください。



（花爽人）

花や木の葉を使った幸せカラーの彩りを 〜センター催し；山の幸染め展 〜

今日25日（水）からセンター展示室で“山の幸染め展”が始まりました。



暖簾、スカーフなど山の幸染め作品を多数展示していただいています。

カラフルなテーブルクロスの作品



コスモスの花やチョウのプリントTシャツ

　　　

ふんわりとしたスカーフ



色のグラデーションがきれいですね。

様々な生地の暖簾など壁掛けなど可愛らしい作品も

　　

葉脈もくっきりと

山の幸染めの技法は？カラーマットとアイロンを使って比較的簡単にできるようですね

やはり女性の方々に人気のようです。

“山の幸染め展”は29日（日）までです。



最終日29日（日）午後には“草花を使っての山の幸染め講習会”もあります。

ご参加希望の方は事前にセンターにお電話でお申し込みください。

皆様お気軽にお立ち寄りください。

（花爽人）

｢新・秋の七草｣って？ 〜 センター催し；秋の七草展 〜

センター“秋の七草展”では昔からの秋の七草と合わせて、一味違った秋の風情もご覧いただけます。

「新・秋の七草」



今から約80年前の昭和10年に、万葉集の時代からの秋の七草とは別に、新しく七草を選ぼうという試みがなされました。



当時の東京日々新聞（毎日新聞社の前身）が歌人・俳人・小説家・植物学者など明治から昭和初期に活躍された7人の著名人に一つずつ推薦してもらい、「新・秋の七草」が誕生しました。

キク（菊、キク科）



植物学者の牧野富太郎の選定です。

古から日本人に愛されてきた花ですね。

菊の愛好家が菊花の出来栄えを競う伝統ある神戸菊花展覧会が今年も10月20日(日)から相楽園で開催されます。

そして菊は神戸市北区の花に選ばれています。

ハゲイトウ（葉鶏頭、ヒユ科）



歌人・作家の長谷川時雨（しぐれ）の選定です。

黄・橙・赤色など鮮やかな色どりの葉が美しいですね。

アマランサスという名前でもよく知られています。

オシロイバナ（白粉花、オシロイバナ科）

　

歌人・作家の与謝野晶子の選定です。

白色や桃色の可愛らしい花で、女性が選ばれるにふさわしい花ですね。

イヌタデ（犬蓼、タデ科）



俳人・小説家の高花虚子の選定です。

赤まんまとも呼ばれています。

コスモス（秋桜、キク科）



小説家・劇作家の菊池寛の選定です。

風になびく姿はとても美しいですね。

神戸市須磨区の花に選定されていますね。

あと二つは？　今のところ植物入手ができていないので展示はありませんが…

ヒガンバナ（彼岸花、ヒガンバナ科）

歌人で精神科医の小説家の斎藤茂吉の選定です。

曼珠沙華とも呼ばれ、田んぼの畦など真っ赤に染まり、秋の田園風景に欠かせませんね。

シュウカイドウ（秋海棠、シュウカイドウ科）

小説家の永井荷風の選定です。

いわば和風のベゴニアです。

これら「新・秋の七草」は今もよく見かける植物で、秋の七草に比べて現代に近い分どれも身近な気がしますね。

“秋の七草展”は22日（日）までです。



朝晩はずいぶん涼しくなってきました。

秋の風情をどうぞご覧ください。

（花爽人）